特集:ホテルのセミナープラン活用
研修のご担当者にとって、そして私たちにとっても研修終了後の受講者アンケートに、「よい研修だった」「非常に役に立った」と書かれていれば、これに勝る喜びはないのと同様に、研修会場の手配をさせていただく私たちKAIセミナーサポートセンターにとりましても、「快適な研修会場だった」「食事がおいしかった」と言っていただけると、こんなにうれしいことはありません。特にご担当者や講師の先生から、「初めての会場だったが、安心して研修に取り組めた」「とても集中できる環境だった」という言葉をいただくと、よい仕事をさせていただいたと感謝の気持ちがこみ上げてきます。
宿泊型の研修の専門施設としては、【セミナーハウス クロスウェーブ(東中野、府中、船橋、幕張、梅田)】や、【スペースアルファ神戸】などがよく知られています。そのほかに、【オンワード総合教育研究所】や【フォーラム246】など、企業所有の研修所を利用することが一般的ですが、今回は、「ホテルのセミナープラン活用法」と題して、ホテルの積極的な研修利用についてご案内したいと思います。
ホテルは、宿泊や食事や宴席おいては、非常に丁寧ですぐれたサービスを提供してくれます。都心のホテルで、あるいはリゾート地で、よいホテルのよいサービスを受けることで、快適で充実した時間を過ごすことができた満足感を得ることができます。日常の食事や、ふだんの会話では得ることができない、濃密な時間と空間を、ホテルが演出してくれると言えます。
一般的な会議・研修とは区分けして、あえてホテルの環境を利用するのにふさわしいのは、たとえば、幹部・役員研修、支店長会議、マネージャー研修、リーダーシップ研修などが挙げられます。ネイティブの講師を招いてのグローバル研修なども、社交の場でのトークの実践を学ぶ環境としてホテルを利用するメリットがあります。
しかしながら実際のところ、その価値はわかるけれども、ホテルでの研修はコストがかかりすぎる、と敬遠されているのが現状ではないでしょうか。ホテルの宴会場・会議室のタリフを見るととんでもなく高い、食事代もふつうの研修施設の2倍も3倍もする、何百円もするコーヒー代では、せいぜい1杯が関の山だ・・・。
そういう中で、ホテル側も、研修・会議での利用を積極的に進めるために、セミナープラン(パック)を導入し、必要なサービス内容とわかりやすい料金を案内することが多くなってまいりました。宿泊・食事・会議室に基本的な機材とドリンクサービスなどを合わせて、お一人当たりの費用をいくらと決めて、人数を掛ければコストがあらかじめ計算できるわけです。
KAIセミナーサポートセンターでは、以前、こうしたホテルの取り組みのご紹介を、提携先のプリンスホテルに焦点を当てて特集としてご案内させていただきました。
この動きは、会議・研修需要の取組みを強化するホテルにひろがっています。リーズナブルなコストで、ホテルのきめ細かいハイレベルなサービスをうまく研修プログラムに生かし、研修のいい成果に結びつけることが、各ご参加者の実際の業績に反映されていくことになれば、これほどありがたいことはありません。以下、そうしたセミナープランの一例をご紹介させていただきます。