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KAIよりご挨拶

今年のプロ野球日本一に輝いたのは、北海道日本ハムファイターズでした。セ・リーグで優勝した中日ドラゴンズが私のひいきチームでしたから、珍しく熱心にテレビ観戦をしました。

 

中日が日本一になったのは52年も前で、それは私が生まれた年なのですが、それ以来リーグ優勝はできても、日本一はかなわぬ夢のままですから、選手も監督も、日本シリーズに勝つことが至上命令だとでもいうように、力が入りすぎているように感じました。一方のファイターズは、引退宣言をしてこのシーズンに取り組んだ新庄選手に象徴されるように、のびのびと野球を楽しみ、観客を楽しませ、選手とファンがつながって、あたかも球場全体が巨大な生き物のように一体化した野球を見せてくれました。

 

野球は、「つなぐ」ゲームだと思います。アウトカウントを3つ取られない内に、3つの塁をつないで、本塁に帰って来て点が入ります。ゴロを捕り、塁を守る選手につないで、アウトになります。これを9回まで続けて27のアウトカウントを重ねて、点を多く取った方が勝ちです。ヒルマン監督は、チームのつながりだけでなく、北海道のファンの心にもつなぎ、日本一を実現しました。あっ晴れというほかありません。

 

私どもは、各企業が自社の社員に対して行う研修業務の総合的なサポートを仕事としています。研修には、一人一人の業務能力を高め、仕事を効率的に進めるものばかりでなく、チームや部署内のコミュニケーションをはかって、共通の目的に向かって協力し、一人一人が納得して全体の大きな力となるよう工夫されたプログラムも必要です。そのための環境を整え、入念に準備を進めるのも私たちの仕事です。その上で、各会社の業績が伸び、より多くのお客様の満足につながるのが最終の目標です。

 

それにしても、日本ハムファイターズが獲得したファンのような、会社にとってはありがたい応援団のようなお客様には、どのようにしたら出会えるのでしょうか。選手や監督・コーチだけでなく、球団職員や、札幌ドームの従業員の皆さんにも、ぜひ一度聞いてみたいものです。きっと「つなぐ」名人や達人に会えるような気がします。

 

平成18年 11月 吉日

KAIセミナーサポートセンター 渡辺範夫

【 略歴 】
昭和29年(1954年)4月1日、岐阜県生まれ。大学の仏文科を出て、今村昌平監督のつくった横浜の映画学校に通った。テレビの脚本書きでは食べて行けず、1981年バイト先の塾の海外展開に参加して香港に行ったのが転機となった。帰国子女教育の世界に本格的に関わり、香港の3年間のあと、ニューヨークに1年、その後も教師として、また教育相談員として、日本企業の進出する海外現地を訪ね歩いた。やがて、帰国生の親代わりとして生活と学習の面倒をみる寮の運営に携わる。海外の学生や教師を招聘し、日本の学校の授業体験を通して交流をはかる事業や、企業のさまざまな研修の受け入れもこの施設で行なわれ、今日の研修事業の礎となる経験を積んだ。2005年3月企業の人材育成活動を総合的に支援する有限会社櫂を設立。

国際交流事業として、日本語を学ぶ海外14カ国の高校生による「海外高校生による日本語スピーチコンテスト(JSA)」の運営責任者を務めている。

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